こんにちは。
勉強するための喫茶店 STUDY MAX CAFEの小山です。
いよいよ、来年から『大学入学共通テスト』が始まります。
不安を抱えている受験生も多いと思うので、
何回かに分けて、大学入学共通テストについて、お伝えしたいと思います。
今回は、『センター試験との大きな違い』について。
当初、記述式の問題が導入されると言われていましたが、
採点の公平性を保てないということから、
記述式は先送りになりました。
ということで、
マーク式ということは、今までのセンター試験と変わりません。
試験範囲も、今までのセンター試験と変わりません。
センター試験と一番大きく変わる点は、
『問われ方』が変わります。
今までの『知識の有無を問う問題』から、
『知識をいかに実社会や実生活で使えるかを問う問題』に変わります。
あまりピンと来ないかもしれませんが、
今までのセンター試験では、
選択肢が4つ~5つあって、
その中から正解を1つ選ぶ問題でした。
しかし、
選択肢の中から複数の正解を選ぶ問題や、
その場で与えられた情報と知識を使って答えを導き出す問題、
実社会や実生活の中から出題される問題などと、
問われ方が変わります。
つまり、今までのセンター試験対策のように、
パターン化された出題形式になれるための過去問演習では、
大学入学共通テストでは、通用しなくなります。
時代の変化に伴って、求められる力も変わりました。
インターネットやスマートフォンが普及し、
知識にあたる部分は、誰でも簡単に調べることができるようになりました。
これにより、知識を持っていることへの価値は少なくなったと言えます。
今、求められている力は、
『問題を解決できる力』や、
『新しいものを生み出す力』、
『想像もしなかった状況に直面した時に、冷静に判断し、対処できる力』
です。
よって、受験生の適性を測る入試問題も
『知識を問う問題』から『知識を使えるかを問う問題』に
変える必要がでてきました。
大学入学共通テストは、今までのセンター試験と、
問われ方が変わることが一番大きな変更点です。
受験は、準備で決まります。
頑張りましょう。