こんにちは。
勉強するための喫茶店 STUDY MAX CAFEの小山です。
いよいよ来年度から大学入学共通テストが始まります。
不安になる受験生もたくさんいらっしゃるかと思いますので、
何回かに分けて、解説してます。
今回は、『志願者の動向について』です。
大学入学共通テストが導入されるだけで、
志願者の動向が大きく変わることは考えにくいのですが、
多くの受験生に影響があるとすれば、英語です。
特に、国公立大学を目指している人は、
英語の結果によって、
2次試験の出願に影響が出ます。
その理由は、
今までのセンター試験と配点が大きく変わるからです。
今までのセンター試験の英語は、
筆記200点、リスニング50点でした。
つまり、割合は、4:1です。
大学入学共通テストでは、
筆記100点、リスニング100点で、
割合が、1:1に変わるため、
リスニングのウェイトが大きくなります。
リスニングが苦手の方、慌てずに。
ただし、入試における配点などの設定は各大学にあるため、
受験生の共通テストの英語の得点は、
それぞれの大学・学部が決めた独自の比率に変換して、
二次試験との合算で合否を出すことになります。
例えば、
北海道大学や広島大学では、
共通テストの筆記とリスニングの比率は1:1のままですが、
東北大学や京都大学では、3:1、
千葉大学や群馬大学では、4:1、
東京大学では、7:3、
東京農工大学では、13:7、
と様々です。
(2020年4月現在)
※配点は変更になる場合があります。
つまり、
リスニングの難易度によって、志願者の動向が、変わります。
難易度が高ければ、比率の低いほうに流れるためです。
でも、逆に言えば、早めに準備を始めて、
リスニングで得点できるようになれば、
受験を有利に進めることができます。
頑張りましょう!
また、大学入試全体では、2018年以降、
全国の受験生が徐々に減少しております。
それにより、
定員厳格化による私立大学の難化は、
多少、落ち着くと思われます。
つまり、初めての試験ということで不安もありますが、
チャンスでもある年と言えるでしょう。
このような時に大切なことは、
日頃の勉強習慣です。
地方にお住まいで、近くに予備校が無い方でも、
勉強習慣が確立できれば、大学受験はうまくいきます。
頑張りましょう!